ボトックス注射

多汗症による手汗の多さを改善する治療法としてボトックスを注射するというものがあります。

 

シワやたるみの改善法としても使われるボトックス注射は、毒素を持つボツリヌス菌の働きを利用した療法となります。

 

ボツリヌス菌は食中毒の原因としても知られているため、そんなものを注射するのは怖いかもしれません。

 

しかし、ボトックス注射に使われる素となる菌は無毒化されており、さらに人体に使用しても害のない量にとどめられます。

 

ボトックス注射で手汗が抑えられる仕組みは、発汗を促す伝達物質の分泌を阻害する働きによるものです。

 

注射後は3日〜1週間ほどで効果を実感し始め、一度の注射で3ヶ月〜6ヶ月ほど効果が持続します。

 

多汗症の改善のためにボトックス注射を受ける場合、日常生活に支障が出るほどの発汗が認められると判断されれば保険が適用されます。

 

ただし、ボトックス注射を希望した人は必ず保険適用で治療ができるわけではないのが注意点です。

 

また、ETS手術のように一度の治療で半永久的に効果が続く性質のものではなく、効果が切れる頃に再び希望するのであればまた注射を打つ必要があり、費用面、通院面で余裕がある人に向いています。

 

具体的な費用としては、自由診療の場合で80,000〜100,000円、保険の適用による3割負担で30,000円程度が相場となっています。

 

これは一度の治療にかかる費用で、高額と取るか、汗から開放されるならと取るかは人それぞれでしょう。

 

ボトックス注射は本当に手汗に悩んでいる人のための治療法ということです。